「脳血管障害」「脳腫瘍」とりわけ「glioma(グリオーマ):神経膠腫」
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東京 都 世田谷 区 山本クリニック脳神経外科専門医の山本博昭 先生
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を御参照頂けますか。 相談掲示板の御相談番号にとぶためには。 相談掲示板のリスト・トップにある「ログ番号検索」で検索されて下さい。 御回答の内容に関連してさらに「過去の御相談と御回答」をみたいときは。 相談掲示板のリスト・トップにある「キーワード検索」で検索されて下さい。 題名:小脳出血 後遺症 平衡機能障害 相談者:(匿名希望) 年齢:77 性別:女性 地域:東京都 2009/03/01 (日)08:08:53 丁度三年前,小脳出血を起こし入院治療を受けました. 開頭はせず保存的治療(?)薬物療法で退院しました. 後遺症の平衡機能\障害で立てません. 畳の上は這っています.常に地面が揺れている状態です. 現在,高血圧用の薬,ディオバン,ノルバスクを服用しています. 平衡機能\を改善する薬は無いのでしょうか? また患者会はありますか
御心配でしょう。御気持ちは大変よく判ります。 「脳血管障害:CVD:Cerebro-Vascular Disease」の 「出血性脳血管障害」である 「脳内出血 :intracerebral hematoma:ICH」の 「1種類」として。 「小脳出血: cerebellar hemrrhage」というカテゴリー があります。 御相談者の御相談内容要旨御記載からは 止むを得ずも。 「御母様」の 「小脳出血: cerebellar hemrrhage」の「部位と範囲」 (例えば左小脳半球の脳CTからは直径1cmで 「脳浮腫:brain edema:のうふしゅ」 を伴う)等の御記載がありません。 「脳内出血 :intracerebral hematoma:ICH」の中でも 「小脳出血: cerebellar hemorrhage」は。 「中脳水道狭窄あるいは中脳水道圧迫:(aqueduct(al) stenosis」 等の髄液路の閉塞を経由して 「急性水頭症発作:acute hydrocephalicattack」を惹起して。 急速に生命の危機がある切迫的「病態」に転ずる可能性の故に。 「小脳出血:cerebellar hemorrhage」の患者さんは。 通常は「緊急手術」=「緊急開頭出術」となります。 最初から「保存的」に「治療戦略」はとりません。 不思議ですが。 「御母様」の場合は「さまざまな理由」があり結果として 「手術をおこなわない」ということになったのでしょう。 「緊急手術」=「緊急開頭出術」を行っても 「生命の危険」を回避する目的である。 「小脳出血: cerebellarhemorrhage」により破壊された 「中枢神経系」の「症状・症候」を回避することは。 多くの場合は「不可能」です。 今現在の御相談者の御相談内容要旨御記載 からは 「御母様」は 「平衡機能障害で立てません. 畳の上は這っています.常に地面が揺れている状態です.」 との事です。 => 「御母様」の。 「平衡機能障害」が「臨床神経診断学」上に 正しい「診断」であると仮定して下記御回答を続けます。 「平衡機能を改善する薬は無いのでしょうか?」 との事です。 => 「御母様」の「小脳出血:cerebellar hemorrhage」 が間違いなく「小脳出血: cerebellar hemorrhage」であるとすれば。 ------------------------------- 1・出血「部位と範囲」が 小脳の。 「半球」の出血であれば「四肢」の「失調:ataxia」 2・出血「部位と範囲」が 小脳の。 「虫部:ちゅうぶ」であるとすれば「体幹失調:truncalataxia」 が出現致します。 ------------------------------- 平衡機能障害というよりも。 「臨床神経診断学」では「失調:ataxia」という 用語を用います。 上記の「部位と範囲」のいずれかの 出血であろうとも。 「御母様」の「症状・症候」は。 「脳血管障害:CVD:Cerebro-Vascularisease」が 「3年前」であればもう既に「完成された」「障害「部位と範囲」」 となっているはずです。 だから。 「失調:ataxia」を「リハビリテーション」にて 「他の代償機能」を動員して結果「緩和」させることは 考えられても。 いかなる薬剤投与あるいは手術等にて 「損傷された小脳機能」を回復させることは 不可能です。 これは 「「御母様」の。 「平衡機能障害」が「臨床神経診断学」上に 正しい「診断」であると仮定しての御回答ということになります。 すなわち他にたとえば。 「正常圧水頭症(noramalpressure hydrocephalus NPH)」 或は 「脳内出血 :intracerebralhematoma:ICH」の 近傍に「脳動脈硬化」等による「虚血性脳血管障害」 等がないと「仮定」しての御回答になります。 「御母様」の場合。 結論とすれば「リハビリテーション」による 「損なわれた小脳の機能の代償を促す」プロトコール 以外は「現実的」ではありません。 「患者さんの会」については 「小脳出血:cerebellar hemorrhage」に関しては 聞こえてはきません。 総じては「御母様」の現況は 腕の立つ「脳血管障害:CVD:Cerebro-VascularDisease」 の専門医の「脳神経外科専門医」が 「診断」を判断して。 腕の立つ 「リハビリテーション科」のスタッフと「御母様」に可能な 方法論を「リハビリテーション」の観点から 考えることが最善ではないかと今の私は考えます。 一刻も早く御相談者の「御母様」の 「症状・症候」が寛解される日の来られる事を・ 一刻も早いご回復を心より御祈り申し上げます。