インフルエンザ等ウイルス疾患で評判の
東京都 世田谷区 山本クリニック 山本博昭
(脳神経外科専門医)
インフルエンザ等ウイルス疾患で評判の脳神経外科の東京 都 世田谷 区 山本クリニック脳神経外科専門医の山本博昭 先生
昨今のマスコミなどの「家庭の医学」の項目として。 よく季節性インフルエンザあるいは季節性インフルエンザワクチン など。 そして 新型インフルエンザあるいは新型インフルエンザワクチン という「用語」を眼にも耳にも到します。 まず覚えて頂きたいことは。 1・ インフルエンザには「新型」も「普通型」などという 「分類」は全くありません。 2・ またインフルエンザワクチンにも 「季節性インフルエンザワクチン」「新型インフルエンザワクチン」 と標記されるような「生物学的」な「季節型」「普通型」 よいうようなインフルエンザワクチン の「分類法」は全くありません。 「インフルエンザの予防接種」の「ワクチン」は 「A型」がメインであり。 今現在にいたるまで「ヒトからヒト」への 感染が問題になったものは 「A型」のH1N1・H1N2・H2N2・H3N2 の「4種類」の「A型」のみです。 (H5N1のような猛毒インフルエンザ もありますが流行は起こしません) 日本は「島国」ですから「国境」を越えての 「インフルエンザの感染拡大」という問題は 根本的には存在しませんでした。 けれども「欧米」では「地続き」ですから。 「国境」を越えての 「インフルエンザの感染拡大」が「確認」された場合 そのインフルエンザの「型式」は 「pandemic influenza:パンデミック」と呼称 されてきました。 「pandemic influenza:パンデミック」は「日本語訳」が 難しいので。 「「新しい出来事」であるから「新型」にしてしまえ」 が「新型インフルエンザ」であり その型式のインフルエンザワクチンが 「新型インフルエンザワクチン」ということになります。 「インフルエンザと新型インフルエンザの違い」 あるいは「季節性インフルエンザワクチン」「新型インフルエンザワクチン」 の「用語」は本邦では定着致したようです。 ある意味では「興味深い」用語となるかもしれない。 よりまして下記には「この用語」を用います。
大変奥の深い御相談です。 うまくご説明できるとよろしいのですが。 ++++++++++++++++++++++ 御相談者の御相談内容要旨御記載を熟読ささせて頂きました。 「インフルエンザノワクチンの予防接種」の 「ワクチン」の製造には インフルエンザという「ウイルス」の 「生物学的にもとりわけて原始的な特異性」 から 「9ヶ月」という製造期間が必要なのです。 そして日本の場合「諸事情」から「厚生労働省」の検定に「3ヶ月」 必要です。 結局「インフルエンザノワクチン」を「1つ」 つくるのに「1年という期間」必要なのです。 今現在は「10月」です。 だから 「来年分の「インフルエンザノワクチンの製造」はもう はじまっています。 インフルエンザのワクチンには製造会社の 出来・不出来があります。 「うまく出来たもの」が 「その年の「株」」になります。 確か昨年か一昨年に日本のインフルエンザワクチン 製造会社(2社ある)の「1社」が「すべて失敗」して しまいました。 よって 「その年の「株」」が「残り「1社」の株」になりました。 「インフルエンザノワクチンの予防接種は 何故毎年かわるのでしょうか。 何故毎年やらねばならないのでしょうか。」 との事です。=> 「毎年・毎年新薬を作る」ということは 「衛生行政」の「心情」からは「ストレス」 が極めて大きいものです。 そして。 特に日本の場合は「医療行政のレベル」の「性格」から。 「国家検定になんらかのミス」があり「副作用」 が「国家責任」になると「困る」。 => 「接種の「回数を少なくしたがる」。 「有効期間」も他の「ワクチン」は「3年間」です。 「有効期間」も「1年間」に短縮すれば 「副作用報告」の「行政対応」のしかたも 非常に「極めて楽になります」。 上記の様な理由・事由から 「インフルエンザノワクチン」の「力価」は 他の 「おたふくか:munps:ムンプス」 「風疹」 「水疱瘡:みずぼうそう」=「水痘:すいとう」 「麻疹:はしか」の ワクチンとは比較にならないほど「力価:パワー」が弱く 作られている。 だから今年に 「インフルエンザノワクチンの予防接種」を受けられても 「1年間」くらいしか持ちません (2回法でです) 下記に順を追って御回答致します。 ++++++++++++++++++++++
ps ------------------------------- インフルエンザウイルスにはA・B・Cの3型があります。 このうちA型とB型がヒトのインフルエンザの原因になり ます。 C型は小児期に感染して呼吸器感染症の原因になります。 (C型インフルエンザと呼ばれます。 毎年世界的な大流行を起こす 「一般的な生活の中で呼ばれるインフルエンザ」とは 症状や原因ウイルスの性状の点でも差異が大きいものです) A型とB型のウイルス粒子表面にある 「ヘマグルチニン」= 「(赤血球凝集素、HA)」と。
「ノイラミニダーゼ(NA)」という 糖蛋白は変異が大きくて。 =>
「インフルエンザの種類の多様性」の要因となっています。 A型インフルエンザウイルスにはHAとNAの変異が特に多い のです。 これまで 1・ HAに16種類、 2・ NAに9種類の大きな変異が見つかっています。 その組み合わせの数の亜型が存在しうることになります。 これらの亜型の違いはH1N1 - H16N9 といった略称で表現 致します。 但し、これらの中で「ヒトのインフルエンザ」 の原因になることが明らかになっているのは。 1・ 2008年現在でH1N1、H1N2、H2N2、H3N2の4種類のみです。 2・ この他に、H5N1、H9N1などいくつかの種類が ヒトに感染した例が報告にあります。 けれどもヒトからヒトへの伝染性が低く大流行には至りません でした。 いずれ新型インフルエンザが定期的に大流行を起こすことは 予言されつづけています*。 ヒトに感染しない亜型のウイルスは、 「鳥類や他の哺乳動物を宿主」にしていると考えられています。 とりわけ水鳥ではHAとNAの組み合わせがすべて見つかっています。 よって自然宿主として「水鳥」は重要な地位を占めていると 考えられます。 また同じH1N1であっても、 さらに細かな変異によって抗原性や宿主が異なります。 「年によって流行するウイルスの型は異なる」というのは 「理論」でも「結果論」でもありません。 「毎年の予言のようなものです」*。 (長期的には「いずれ新型インフルエンザ」 が定期的に大流行を起こすことは これまでもずっと予言されつづけています*。) 大流行をした欧米の重傷インフルエンザ患者さんの すべてに「HAとNAの変異」を「検査」されているわけでもなければ 自然宿主として「水鳥」の各種をすべからく調査されたわけでも ありません。 日本は幸いにして島国でパンデミックは 「欧米諸国」のように「深刻感」がありません。 けれども水鳥の飛来に合わせてインフルエンザ の予防接種体制をリンクさせることは重要な 課題であるはずです。 -------------------------------
#1 ##1 「インフルエンザのワクチンの予防接種と インフルエンザについておしえてください。 インフルエンザノワクチンの予防接種は 何故毎年かわるのでしょうか。 何故毎年やらねばならないのでしょうか。 おたふくなどは1回やればよいとされています。 要領の悪いご質問ですみません。 御忙しい所をお時間があれば教えて下さい。」 との事です。 #2 ##1 「インフルエンザノワクチンの予防接種」の「治療戦略」 については。 ##2 「インフルエンザノワクチンの予防接種」「治療戦略」 の当初から 1・ 固体の罹患を予防する目的 2・ 或は「国規模による集団の罹患}=「パンデミック」 を予防する目的 の 「2つ」の「治療戦略」があります。 これらの「治療戦略」を「理解」するためには。 =>##3 ##3 「インフルエンザ」という「ウイルス」 の「生物学的特徴についての正しい知識」が 極めて重要になります。 ##4 マスコミから流布される情報は 止むを得ずも何故か 間違いが極めて多いものです。
#3 ##1 まず 「ウイルス」には極めて特殊な特徴があります。 「遺伝子情報」の伝達には「2つの核酸」すなわち 「DNA」或は[RNA」が必要です。 「ウイルス」というのは「2つの核酸」すなわち 「DNA」或は[RNA」のどちらか・ 「片方の「核酸」しか持っていない」という 「驚愕的な特性」があります。 ##2 インフルエンザウイルスに関しては 「RNA」しかもっていません。 「DNA」は宿主にくっついてから作られます。 ##3 宿主に罹患して初めて 「DNAを作り始める」。 => 正確には 宿主に接着して初めて 「DNA」=「遺伝子或は生物としての個性」を作り始める。 =>##4・##5 ##4 だから生物学的により原始的なインフルエンザの「A型」には 時として「変異」が発生する」。 「時として」です。 俗にいう 「頻々とではありません」。 ##5 また「宿主に接触するまで」は生物・「生命体」を 定義づける「DNA」がありません。 =>##6 ##6 「ワクチン製造」に際しての 「モデルウイルス」があっても「結局」絵空事になる。 「上手く出来たもの」が「その年の「株」」 ということになります。 ##7 「B型」インフルエンザは「抗体価」が 安定化して出来やすい。 ##8 一方では 「A型」インフルエンザ「抗体価」が 「不安定」です。 「B型」より「原始的」だからです。 ##9 因みに 「C型」インフルエンザというものもあります。 =>##10 ##10 「C型インフルエンザ」は「特殊であり」「良性であり」 「小児」が罹患する「病態」のインフルエンザウイルスです。 俗にいう「インフルエンザ」の「範疇(はんちゅう)」では 大きな問題がありません。
#3 ##1 インフルエンザの「医学的予防」の「治療戦略」は 1・「個々人を予防するか」 2・「集団・団塊を予防するか」= 「かつてスペイン風邪と呼称され世界中で 沢山の死者をだすような流感」=「パンデミック」 と呼称致します。=> 「パンデミック」を予防するか。 の 「2つの大きな」予防の「治療戦略」があります。 ##2 パンデミックを起す場合インフルエンザは 「A型」のみ・です。 ##3 「インフルエンザノワクチンの予防接種」に関しては 「欧米諸国」では。 「「2・」のパンデミックの「予防」の「治療戦略」 から入り。その後に 「1・」の個々の「固体「予防」」の「治療戦略」 にはいります。 ##4 さいわいなことか。 「本邦」では世界でも先進国の中ではでは「極めて稀な」 「島国」のため。 「パンデミック」の「歴史」がありません。 「怖さをしりません」。 ##5 「SARS:サース・サーズと発音: 新型肺炎:Atypical Pneumonia,:非典型肺炎」 のときもそうでした。
#4 ##1 上記のようにインフルエンザに限らず 「ウイルス」は核酸が「DNA」「RNA」のどちらか しかありません。 ##2 「おたふく」や「風疹」や「水痘」も そうですが。 これらは「安定した抗体価を作りやすい」。 これは 「おたふく」や「風疹」や「水痘」が 「はるかに進化したウイルス」であるからなのです。 ##3 インフルエンザも「B型」は 比較的「安定した抗体価」を作りやすい。 「B型」はインフルエンザといっても 元来弱いインフルエンザですが「生物学的には」「A型」 よりは進化している。 ##4 上述のように インフルエンザは「RNA」しか核酸を持っていない。 よって 極めて判りやすくいえば 固体にくいついてから「初めて」 「DNA」=「遺伝子」=「増殖情報」 を完成さ「正体をあかします」。 ##5 「ウイルス」は「細菌」よりも 「遥かに原始的な生物」 (「生物」かどうか「インフルエンザA」 ではいまだに議論がある)のです。 =>##6 ##6 「ウイルス」の中でも「インフルエンザウイルス」 は「とりわけ原始的なウイルス」です。 すなわち チャールズ・ダーウィンの「進化論」の 「種の保存」に全く従いません。
#5 ##1 インフルエンザワクチンの場合。 「ワクチン」の製造も 「同じウイルスの風疹・「麻疹:はしか」 「水痘:すいとう」「おたふくか:munps:ムンプス」 等の「高度に新化」したウイルス に比較すれば。 ##2 「インフルエンザノワクチン」の「製造」に関しては。 「極めて「どのようにしてつくるか」の「考え方と現実は難しい・」。 「うまくつくればもうそれでいこともあります」。 =>##3 ##3 その結果「ワクチン」の「出来・不出来」が 出てしまいます。 「この結果」を「上手く出来たもの」を「今年の流行株」 と呼称することになるのです。 (作ってみればわかりますが「○○株を作って△△株に ばける・などしょっちゅうです) ##4 このようにして「インフルエンザワクチン」は 「極めて「どのようにしてつくるか」の「考え方と現実は難しい」 から「製造に9ヶ月」という「月日」が必要である。 「9ヶ月」です!。 ##5 (本邦では更に「国家検定」に「2-3ヶ月」が必要 だから本邦では「12ヶ月」。 「インフルエンザノワクチン」の製造に「1年間」の「時間がかかる」 ということになります。
#6 ##1 「インフルエンザノワクチン」は「薬事法」では 「毎年」「新薬」ということになります。 このことは極めて重要です。 「新薬」を「治験なく用いることは不可能」だが ここの過程は「省略」。 ##2 「毎年・毎年新薬を作る」ということは 「衛生行政」の立場。「心情」からは「ストレス」 が極めて大きいものです。 ##3 因みに 「合衆国USA」では予防接種の代わりに「点鼻薬を持たせます」 ##4 だから「合衆国USA」ではインフルエンザ予防接種回数は 極めて判りやすくいえば 「無限大」回数です。有効期限2年。
#7 ##1 インフルエンザの「医学的予防」の「治療戦略」は 1・「個々人を予防するか」 2・「集団・団塊を予防するか」= 「かつてスペイン風邪と呼称され世界中で 沢山の死者をだすような流感」=「パンデミック」 と呼称致します。=> 「パンデミック」を予防するか。 の 「2つの大きな」予防の「治療戦略」がある。 パンデミックを起す場合インフルエンザは 「A型」のみです。 「欧米諸国」では 「「2・」のパンデミックの「予防」の「治療戦略」 から入り 「1・」の個々の「固体「予防」」の「治療戦略」 にはいる。 ##2 「本邦」ではさいわいにして「島国」である。 「パンデミック」の「歴史」がなく 「パンデミック」の「怖さをしりません」。 ##3 インフルエンザは「RNA」しか核酸を持たず 固体にくいついてから 極めて判りやすくいえば 「DNA」=「遺伝子」=「増殖情報」 を完成させます。=>##4 ##4 「ウイルス」は「細菌」よりも 「原始的な生物」(「生物」かどうか「インフルエンザA」 ではいまだに議論があるが。)と であるにまちがいありません。 ##5 「ウイルス」の中でも「インフルエンザウイルス」 は「原始的なウイルス」です。 チャールズ・ダーウィンの「進化論」の 「種の保存」に従いません。
#8 ##1 インフルエンザワクチンの場合。 「ワクチン」の製造も 「同じウイルスの風疹・「麻疹:はしか」 「水痘:すいとう」「おたふくか:munps:ムンプス」 等の「高度に新化」したウイルス に比較すれば 「極めて「どのようにしてつくるか」の考え方は難しく」 その結果「出来・不出来」が 出てしまいます。「この結果」を「今年の流行株」 と呼称するのです。 このようにして「インフルエンザワクチン」は 「極めて「どのようにしてつくるか」の考え方は難しい」 から「製造に9ヶ月」が必要なのです。 「9ヶ月」です!。 (本邦では更に「国家検定」に「2-3ヶ月」が必要 だから本邦では「12ヶ月」製造に「時間がかかる」 ということになります。 ##2 来年の分の製造はもうとうに日本では 始まっています。 ##3 「毎年・毎年新薬を作る」ということは 各国家の「衛生行政」の「心情」からは「ストレス」 が極めて大きいものです。 特に日本の場合は「医療行政のレベル」の「性格」から。 「国家検定になんらかのミス」があり「副作用」 が「国家責任」になると「困る」。 => 「接種も「回数を少なくしたがる」。 ##4 因みに 「合衆国USA」では回数は「点鼻薬を持たせます」 だから「合衆国USA」ではインフルエンザ予防接種回数は 極めて判りやすくいえば 「無限大」回数です。
#9結論: ##1 御相談者の御相談内容要旨御記載を熟読ささせて頂きました。 ##2 「インフルエンザノワクチンの予防接種と インフルエンザについておしえてください。 インフルエンザノワクチンの予防接種は 何故毎年かわるのでしょうか。」 => 上記御回答致しました。 ##2 「インフルエンザノワクチンの予防接種は 何故毎年かわるのでしょうか。 何故毎年やらねばならないのでしょうか。」 => 上記の様な理由・事由から 「インフルエンザノワクチン」の「力価」は 他の 「おたふくか:munps:ムンプス」 「風疹」 「水疱瘡:みずぼうそう」=「水痘:すいとう」 「麻疹:はしか」の ワクチンとは比較にならないほど「力価」が弱いのです。 ##3 だから今年に 「インフルエンザノワクチンの予防接種」を受けられても 「1年間」くらいしか持ちません (2回法でです) ##4 因みに「毎年「「インフルエンザウイルスの株がかわる」 は極めて判りやすくいえば 間違いです。 =>##5 ##5 インフルエンザワクチンの場合。 「ワクチン」の製造も 「同じウイルスの風疹・「麻疹:はしか」 「水痘:すいとう」「おたふくか:munps:ムンプス」 等の「高度に新化」したウイルス に比較すれば 「極めて「どのようにしてつくるか」の考え方は難しい」。 => その結果「出来・不出来」が 出てしまいます。 うまくできたもの「この結果」を「今年の流行株」 とせざるをえないのです。
ps ------------------------------- インフルエンザウイルスにはA・B・Cの3型があります。 このうちA型とB型がヒトのインフルエンザの原因になり ます。 C型は小児期に感染して呼吸器感染症の原因になります。 (C型インフルエンザと呼ばれます。 毎年世界的な大流行を起こす 「一般的な生活の中で呼ばれるインフルエンザ」とは 症状や原因ウイルスの性状の点でも差異が大きいものです) A型とB型のウイルス粒子表面にある
「ヘマグルチニン」=
「(赤血球凝集素、HA)」と。
略号「H]
「ノイラミニダーゼ(NA)」という
糖蛋白は変異が大きくて
略号「N]。
=> 「インフルエンザの種類の多様性」の要因となっています。 A型インフルエンザウイルスにはHAとNAの変異が特に多い のです。
これまで
1・ HAに16種類、
2・ NAに9種類
の大きな変異が。
見つかっています。
その組み合わせの数の亜型が存在しうることになります。 これらの亜型の違いはH1N1 - H16N9 といった略称で表現 致します。 但し、これらの中で「ヒトのインフルエンザ」 の原因になることが明らかになっているのは。 1・ 2008年現在でH1N1、H1N2、H2N2、H3N2の4種類のみです。 2・ この他に、H5N1、H9N1などいくつかの種類が ヒトに感染した例が報告にあります。 けれどもヒトからヒトへの伝染性が低く大流行には至りません でした。 新型インフルエンザが。
定期的に。
大流行を起こすことは
予言されつづけて
います*。
ヒトに感染しない亜型のウイルスは、 「鳥類や他の哺乳動物を宿主」にしていると考えられています。 とりわけ水鳥ではHAとNAの組み合わせがすべて見つかっています。 よって自然宿主として「水鳥」は重要な地位を占めていると 考えられます。 また同じH1N1であっても、 さらに細かな変異によって抗原性や宿主が異なります。 「年によって流行するウイルスの型は異なる」というのは 「理論」でも「結果論」でもありません。 「毎年の予言のようなものです」*。 (長期的には「いずれ新型インフルエンザ」 が定期的に大流行を起こすことは これまでもずっと予言されつづけています*。) 大流行をした欧米の重傷インフルエンザ患者さんの すべてに「HAとNAの変異」を「検査」されているわけでもなければ 自然宿主として「水鳥」の各種をすべからく調査されたわけでも ありません。 日本は幸いにして島国でパンデミックは 「欧米諸国」のように「深刻感」がありません。
けれども水鳥の飛来に合わせて。 或は海外旅行の機会の急激な増加に併せて。
インフルエンザ の予防接種体制をリンクさせることは重要な 課題であるはずです。 -------------------------------
昨今のマスコミなどの「家庭の医学」の項目として。 よく季節性インフルエンザあるいは季節性インフルエンザワクチン など。 そして 新型インフルエンザあるいは新型インフルエンザワクチン という「用語」を眼にも耳にも到します。 まず覚えて頂きたいことは。 1・ インフルエンザには「新型」も「普通型」などという 「分類」は全くありません。 2・ またインフルエンザワクチンにも 「季節性インフルエンザワクチン」「新型インフルエンザワクチン」 と標記されるような「生物学的」な「季節型」「普通型」 よいうようなインフルエンザワクチン の「分類法」は全くありません。 「インフルエンザの予防接種」の「ワクチン」は 「A型」がメインであり。 今現在にいたるまで「ヒトからヒト」への 感染が問題になったものは 「A型」のH1N1・H1N2・H2N2・H3N2 の「4種類」の「A型」のみです。 (H5N1のような猛毒インフルエンザ もありますが流行は起こしません) 日本は「島国」ですから「国境」を越えての 「インフルエンザの感染拡大」という問題は 根本的には存在しませんでした。 けれども「欧米」では「地続き」ですから。 「国境」を越えての 「インフルエンザの感染拡大」が「確認」された場合 そのインフルエンザの「型式」は 「pandemic influenza:パンデミック」と呼称 されてきました。 「pandemic influenza:パンデミック」は「日本語訳」が 難しいので。 「「新しい出来事」であるから「新型」にしてしまえ」 が「新型インフルエンザ」であり その型式のインフルエンザワクチンが 「新型インフルエンザワクチン」ということになります。 「インフルエンザと新型インフルエンザの違い」 あるいは「季節性インフルエンザワクチン」「新型インフルエンザワクチン」 の「用語」は本邦では定着致したようです。 ある意味では「興味深い」用語となるかもしれない。 よりまして下記には「この用語」を用います。
お名前: 匿名希望 32歳女性 インフルエンザのワクチンの予防接種と インフルエンザについておしえてください。 インフルエンザノワクチンの予防接種は 何故毎年かわるのでしょうか。 何故毎年やらねばならないのでしょうか。 おたふくなどは1回やればよいとされています。 要領の悪いご質問ですみません。 御忙しい所をお時間があれば教えて下さい。