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題名:2ヶ月ほど前から原因不明の不定愁訴に悩まされております。 相談者:匿名希望 年齢:23 性別:男性 地域:北海道 2009/11/25 (水)21:49:46 先生はじめまして。私は23歳の男性会社員でございます。 最近私は2ヶ月ほど前から原因不明の不定愁訴に悩まされております。 自分の症状をインターネットで検索した結果、 先生が回答なさっている掲示板を見つけ、大変症状が似ているため、 御相談をさせていただきました。 もしお時間が許すのであれば是非回答していただきたい所存でございます。 つい二ヶ月ほど仕事をしていましたところ、 急に頭から血が引いたような感覚にみまわれました。 その時左半身の痺れと頭痛があったため脳の疾患を疑い、 2回CTの検査を受けました。 後日脳外科のある病院でMRIの検査も受けたところ 特に所見がつくことはございませんでした。 半身ということで頚椎の疾患を疑い頸部のMRIも撮影しましたが 特に異常は認められませんでした。 それと並行する形で心療内科、神経内科も行きましたが 特に所見がつくことはございませんでした。 強いて言えば心療内科で「身体表現性障害のようなもの」 という所見はいただき、 唯一そこでコンスタン、アモキサン、レスリンを処方していただきました。 前後してしまいましたが以下に主な症状を書かせていただきます。 まず慢性的な症状として肩こりがあります。 左肩は動かすとゴリゴリと音を立てています。 それと左半身の違和感(重い、だるい、動かしにくい、こわばったような感じ等) 起きてすぐがひどいような気がします。 二の腕、肘から小指辺りにかけての震えのようなものもあります。 ひどい首こりもあり、以前に首を絞められているような感覚もありました。 その後、こりのようなものは背中まで下りてきていてもたってもいられないほどでした。 ちなみに頸部付近は左右非対称にしこりが右側にございます。 たまに動悸などもあります。 現在これらの状況はコンスタンを飲むと緩和されます。 アモキサン、レスリンに関しましては、 副作用ばかり前面に出てくるような気がするので、 自分の意思で投薬を中止しております。 しかしコンスタンでも全快とまではいかず。 若干の半身の違和感等は付きまとってしまいます。 これらの症状から何かわかりますでしょうか。 もしお時間があれば是非ご回答のほうお願いします。 Tuesday, November 24, 2009 10:12 PM
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「御相談ログ番号」112です。 この記事のURLは下記になります。 http://www.clinicayamamoto.com/list_single_N.php?s_no=112 御相談者の御相談内容要旨御記載を熟読ささせて頂きました。 「御相談者」はきわめて理路整然と 「A] 「御受け持ちの先生」の「診断戦略」或いは「治療戦略」 ------------------------------ 1・ 二ヶ月ほど仕事をしていましたところ、 急に頭から血が引いたような感覚にみまわれました。 2・ 「その時左半身の痺れと頭痛があったため脳の疾患を疑い、 2回CTの検査を受けました。」 3・ 「半身ということで頚椎の疾患を疑い頸部のMRIも撮影しましたが 特に異常は認められませんでした。」 4・ 「それと並行する形で心療内科、神経内科も行きましたが 特に所見がつくことはございませんでした。」 5・ 「強いて言えば心療内科で「身体表現性障害のようなもの」 という所見はいただき、」 ------------------------------ につき「1」」-「5・」のステップで明確に「御既往」を記載された 上で。 「御自覚症状」につき ------------------------------ 1・ 「慢性的な症状として肩こりがあります。 2・ 「二の腕、肘から小指辺りにかけての震えのようなものもあります。」 3・ 「以前に首を絞められているような感覚もありました。 その後、・略・頸部付近は左右非対称にしこりが右側にございます」 ------------------------------ と 「1・」-「3・」のステップで明確に「御自覚症状」 を描出されています。 履歴は明確であり「御既往」の流れも「御自覚症状」 も「明晰」な「御記載」をされています。 御相談者は「不定愁訴」と自らの「症状・症候」を 「御記載」されていますが。 => 何らこの「症状・症候」は「不定愁訴」とは 全く考えられません。 御相談者の御相談内容要旨御記載からは 非常に典型的な 「緊張型頭痛」或は「「緊張型」及び「緊張型に伴う複合病態」」 の「病態」です。 下記に順を追って御回答致します。 御相談者の御相談内容要旨御記載からは。 「A]「御受け持ちの先生」の「診断戦略」或いは「治療戦略」 「B]「御相談者の「御自覚症状」 の「2つ」にわけられて御相談が「御記載」されています。
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まず 「A] 「御受け持ちの先生」の「診断戦略」或いは「治療戦略」 について。 ------------------------------ 1・ 二ヶ月ほど仕事をしていましたところ、 急に頭から血が引いたような感覚にみまわれました。 => 仕事中におそらくは「前傾姿勢」での「急に頭から血が引いたような感覚」 は「レルミット徴候:Lhermitte徴候(レルミッテではない)」 という症状・症候が御座います。 或いは 「バーバーズ・サイン:Barber's sign:理髪店症候」とも呼称致します。 正確な「臨床神経診断学」の「レルミット徴候:Lhermitte徴候(レルミッテではない)」 は頚椎部位での頸髄刺激「症状・症候」である。 「「後根」+「後索」の刺激症状」である。 けれども。 頚椎・頸髄に頚椎・頸髄MRIでの「画像診断」で「「異常所見」無し」 であれば。 この「症状・症候」は「sub-Lhermitte徴候:亜レルミット徴候」 であり「緊張型頭痛」或は「「緊張型」及び「緊張型に伴う複合病態」」 に特有なものです。 2・ 「その時左半身の痺れと頭痛があったため脳の疾患を疑い、 2回CTの検査を受けました。」 => この「症状・症候」が「中枢神経系」である「脳」と「脊髄」の 「病態概念」でありかつ「「発作性」発症」であるわけですから 「脳血管障害:CVD:Cerebro-Vascular Disease」をまず疑われたことになります。 => けれども。 「脳血管障害:CVD:Cerebro-Vascular Disease」「発作性発症:attackwise epsode」 のような重症「病態」で「意識障害」がない。 => だから「画像診断」或いは「眼で見えるもの」としての 「脳血管障害:CVD:Cerebro-Vascular Disease」ではありえない。 3・ 「半身ということで頚椎の疾患を疑い頸部のMRIも撮影しましたが 特に異常は認められませんでした。」 => 「半身ということで頚椎の疾患を疑い頸部のMRIも撮影しましたが」 であれば 「頚椎・頸髄」「病態」としての「臨床神経診断学」に基づいた 「病態」であれば 1) 「神経根(末梢神経)を圧迫:radiculopathy:ラディクロパチー」 2) 「脊髄自体を圧迫する「病態」:myelopathy:ミエロパチー」 の 2)の「脊髄自体を圧迫する「病態」」 ということになる。 「かつ半身」であれば 「脊髄半側障害:Brown-Sequard症候群:ブラウン・セカール症候群」 ということになります。 障害を受けた部位の脊髄視床路が障害されるために 反対側の痛覚・温度覚の障害が生じます。 同様に、同側を上行する後索路が障害されるため、 同側の固有感覚(運動覚、位置覚)の異常が生じます。 損傷部位の後根から入る神経路が障害されるので、 その高位の全感覚が脱失します。 同側の皮質脊髄路が障害されるので、運動麻痺も生じます。 => 御相談者の御相談内容要旨御記載にこのような 「症状・症候」の「御記載」はない。 よりまして。 「半身ということで頚椎の疾患を疑い頸部のMRIも撮影しましたが」 という「診断戦略」の。 「臨床神経診断学」の「論理性」はありません。 => 「中枢神経系」である「脳」と「脊髄」の「脳」のCT・MRI で「「異常所見」無し」であるから。 「漠然と」頚椎・頸髄MRIの「運びとなったもの」ではないでしょうか。 => 「脊髄半側障害:Brown-Sequard症候群:ブラウン・セカール症候群」 もないし 「脊髄自体を圧迫する「病態」:myelopathy:ミエロパチー」 の可能性はありえない。 4・ 「それと並行する形で心療内科、神経内科も行きましたが 特に所見がつくことはございませんでした。」 => 上記 「「1・」「2・」「3・」ではないこと」より 「目に見えない「機能性病態」」であることがわかります。 「非常に大きな所見」であると考えます。 5・ 「強いて言えば心療内科で「身体表現性障害のようなもの」 という所見はいただき、」 => 「身体表現性障害のようなもの」であれば 「統合失調症」の「症状・症候」である。 => けれども御相談者の御相談内容要旨御記載は 「論理性」豊かであり「「御受け持ちの先生」の 「診断戦略」も「眼に浮かぶように描写されている」 ことから 「「統合失調症」の「症状・症候」である「身体表現性障害のようなもの」 ではありえないでしょう。 ------------------------------
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「B] 「御相談者」「御記載」の「御相談者の「御自覚症状」 について。 ------------------------------ 「まず慢性的な症状として肩こりがあります。 左肩は動かすとゴリゴリと音を立てています。 それと左半身の違和感(重い、だるい、動かしにくい、こわばったような感じ等) 起きてすぐがひどいような気がします。 二の腕、肘から小指辺りにかけての震えのようなものもあります。 ひどい首こりもあり、以前に首を絞められているような感覚もありました。 その後、こりのようなものは背中まで下りてきていてもたってもいられないほどでした。 ちなみに頸部付近は左右非対称にしこりが右側にございます。 たまに動悸などもあります。」 ------------------------------ 御相談者の御相談内容要旨御記載からは「御自覚症状」として 1・ 「慢性的な症状として肩こりがあります。 左肩は動かすとゴリゴリと音を立てています。・略・ ひどい首こりもあり、以前に首を絞められているような感覚もありました。 その後、こりのようなものは背中まで下りてきていてもたってもいられないほどでした。 」 という「左側」に強い「肩こり・頸こり・背中こり」 が御ありの様です。 これは 本当に本当に本当に。 典型的な 「緊張型頭痛」或は「「緊張型」及び「緊張型に伴う複合病態」」 です。 2・ 「二の腕、肘から小指辺りにかけての震えのようなものもあります。」 この「症状・症候」は 「緊張型頭痛」或は「「緊張型」及び「緊張型に伴う複合病態」」 に特有な 「緊張型ふるえ」(あだ名です)という「症状・症候」です。 「親指・人差し指側のタイプ」「小指、薬指にくるタイプ」 があるが「第3指=中指」には「「震え」=「振戦」或いは 「痺れ」はきません。 3・ 「以前に首を絞められているような感覚もありました。 その後、・略・頸部付近は左右非対称にしこりが右側にございます」 => 「首を絞められているような感覚」は 「緊張型喉化け(あだ名です)」 「耳の付け根の後下」に「押すとびっくりするような」しこりの本体は 「痛い筋肉」で御座います。 => これは「緊張型しこり」 と呼称致します。
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御相談者の御相談内容要旨御記載からは 典型的な 「緊張型頭痛」或は「「緊張型」及び「緊張型に伴う複合病態」」 です。 一番困るのは「脊椎の疾患」と間違われることです。 その次に困るのは「心療内科専門医先生」の病気と間違われることです。 実際に現実的には正診断率の大変低い「疼痛系の「病態」」です。 「緊張型頭痛」或は「「緊張型」及び「緊張型に伴う複合病態」」 の 治療法ですが筋肉を柔らかくする 即効性・持続性のお薬を内服や外用薬も用いて場合により神経ブロックを施行いたします。 (「神経ブロック」といっても 「星状神経節ブロック(SGB)」は全く「効果」がありません) しっかり治されるためには。「機能性末梢神経障害」に お強い「脳神経外科専門医先生」或は「ペインクリニック専門医先生」 を御受診されるのが宜しいと考えます。 但し「脳神経外科専門医先生」或は「ペインクリニック専門医先生」でも 「機能性末梢神経障害」に苦手な先生もいらっしゃいます。 大学病院の頭痛専門外来の「中枢神経系専門医」或は 「頭痛専門医」(この名称の「専門医はいません)でも。 「偏頭痛」の患者さんは宜しいのだが「緊張型」の患者さんになると 甚だ苦手な先生は少なくありません。 全く「病態名称」すらちんぷんかんぷんなこともあります。 このことは何卒に御銘記下さいませ。 山本クリニックの旧脳神経外科・神経内科相談掲示板 2003/7/23-2009/02/25 http://www5b.biglobe.ne.jp/~mddmsci/nosinkei/index.html の「過去の御相談と御回答」から 「緊張型頭痛」或は「「緊張型」及び「緊張型に伴う複合病態」」特集10 [2] [2008年 5月17日 20時37分32秒] http://www5b.biglobe.ne.jp/~mddmsci/nosinkei/61066769792615.html を御参照頂けますか。
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4 結論: 「もしお時間が許すのであれば是非回答していただきたい所存でございます。」 とのことです。 熟読ささせて頂きました。 御相談者の御相談内容要旨御記載からは 非常に典型的な 「緊張型頭痛」或は「「緊張型」及び「緊張型に伴う複合病態」」 の「病態」です。 実際に現実的には正診断率の大変低い「疼痛系の「病態」」です。 残念ながら今現在まで「御相談者」の受けられてきた 「診断戦略」あるいは「治療戦略」では 「御相談者」の「症状・症候」が寛解されることはなかろうと 今の私は考えます。 「御受け持ちの先生方」も一生懸命でいらっしゃることがよくわかります。 けれども 「緊張型頭痛」或は「「緊張型」及び「緊張型に伴う複合病態」」 という 実際に現実的には正診断率の大変低い「疼痛系の「病態」」で あるが故に。 「20年」くらい「診断」も「治療戦略」も施されない患者さん は多いものです。
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「御相談ログ番号」112です。 この記事のURLは下記になります。 http://www.clinicayamamoto.com/list_single_N.php?s_no=112 2009/11/25 (水)21:49:46山本クリニック世田谷
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