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評判の東京 都 世田谷 区 山本クリニック脳神経外科専門医の
山本博昭 先生
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題名:あしのしびれ
相談者:みやみや 年齢:36 性別:女性 地域:東京都 2009/04/25 (土)23:19:04 二か月前、左耳の耳鳴りに気が付き耳鼻科へ行きました。 聴力検査では、そんなに悪くないとの事。脳神経外科へ紹介。 MRI検査でも脳には異常はないが 副鼻腔炎の炎症が左目後ろまで白く画像に映っていたので 副鼻腔炎を治療する事を言われました。 今は耳鼻科で副鼻腔炎の治療中です。 一か月耳鳴りが続いていたのが今は治まっています。 新たに一週間前から左太ももから足先まで軽い痺れがあります。 何か他の病気なのでしょうか?
御相談者の御相談内容要旨御記載から。 「何か他の病気なのでしょうか?」 という「病態把握」に関する御相談と解釈させていただきます。 御相談の裏づけの「症状・症候」は。 「2つの「御既往」或は「症状・症候」」より構成されています。 すなわち。 ------------------------------- 1・ 左耳の「耳鳴(じめい):tinnitus」があり 脳MRIで「中枢神経系」である「脳」には異常なく 「副鼻腔炎:ふくびくうえん」がみいだされた。 2・ 新たに一週間前から左太ももから足先まで軽い痺れがあります。 という左下肢の「感覚障害・知覚障害」 ------------------------------- の「2つ」です。 「何か他の病気なのでしょうか?」と表現されている 「他の病気」とおっしゃられるからには。 御記載どおりの 「今現在の病気」の「概念」をお持ちであるはずと推察されます。 けれども御相談者の御相談内容要旨御記載からは 「耳鳴(じめい):tinnitus」と「副鼻腔炎:ふくびくうえん」 という「症状・症候」或は「病態」以外は御記載がありませんね。 ちなみに。 「耳鳴(じめい):tinnitus」は。 「良性脳腫瘍:benaign brain tumo(u)r」であり。 かつ「御婦人」に多い「脳腫瘍」である 「聴神経腫瘍:ちょうしんけいしゅよう:shwannoma :(シュワノーマ)」 の「初期「症状・症候」。 脳MRIの「精度」にもよりますが 脳MRIにて 「聴神経腫瘍:ちょうしんけいしゅよう:shwannoma :(シュワノーマ)」は 否定されたことは幸いでした。 仮に。 「聴神経腫瘍:ちょうしんけいしゅよう:shwannoma :(シュワノーマ)」 が不幸にも存在しかつ「大きい」ものであれば。 「脳幹部」という「解剖学的位置」=「局在」からは 左側下肢の「感覚障害・知覚障害」の原因「病態」として 解釈することも不可能ではありません。 けれども 「副鼻腔炎の炎症が左目後ろまで白く画像に映っていたので 副鼻腔炎を治療する事を言われました。」の 「副鼻腔炎:ふくびくうえん」を単独の「原因」として 左側下肢の「感覚障害・知覚障害」と因果関係に言及することは 不可能です。 ですから 御相談者の御相談内容要旨御記載の 1・「耳鳴(じめい):tinnitus」=>「耳鼻咽喉科専門医先生」=> 脳MRI=> 「副鼻腔炎:ふくびくうえん」の偶発的発見から。 2・ 「新たに一週間前から左太ももから足先まで軽い痺れがあります。 何か他の病気なのでしょうか?」 は。 今現在の左側の下肢の「感覚障害・知覚障害」は 「なにか他の(あたらしい)病気」である ということになります。 脳MRIにて「中枢神経系」である「脳」と「脊髄」 (脊髄はMRIをされていないようです) に「「異常所見」無し」ということですから。 御相談者の御相談内容要旨御記載の 左側下肢の 「感覚障害・知覚障害」 は「機能性疾患」即ち「画像診断」或いは「眼で見えぬもの」 であり。 「機能性「病態」」即ち「画像診断」或いは「眼で見えぬもの」= 「機能性末梢神経障害「病態」」 に由来する 「知覚神経障害」と考えざるをえません。 さて。 これ以後の御回答は「私の推察」になります。 これは私の考えです。 だから間違っているかもしれません。 御相談者の御相談内容要旨御記載から 御相談者の左側下肢の「知覚神経障害」は 「「機能性末梢神経障害」による「病態」」 です。 下記しいて分ける必要性は少ないのですが。 私は御相談者の左側下肢の「知覚神経障害」 は下記の「2つ」の可能性のいずれかであると 考えます。 1・ 御相談者は「肩こり・頸こり・背中こり」」を 御持ではないでしょうか。 もしも御相談者に元来 「肩こり・頸こり・背中こり」」がお強い様であれば。 この御相談者の御相談内容要旨御記載の 「しびれ感」は 「緊張型頭痛」或は「「緊張型」及び「緊張型に伴う複合病態」」 に由来するものです。 「緊張型頭痛」或は「「緊張型」及び「緊張型に伴う複合病態」」 という「病態」のなかの「症状・症候」の「ひとつ」である 「緊張型しびれ」(あだ名です)である可能性が強いです。 さらに 御相談者は「左目」が或は両側の「眼」がいたかったり 「上眼嶮(うわまぶた)」「下眼嶮(したまぶた)」が おもかったりはされませんか? ・ピント・フオーカス・視力があいずらい・眼鏡があわない・見づらい 「症状・症候」は御ありではないでしょうか? これらの一連の「症状・症候」があらば さらに「緊張型」である可能性は高くなり「緊張型しびれ(あだ名です)」 ある可能性は高くなります。 「緊張型頭痛」或は「「緊張型」及び「緊張型に伴う複合病態」」 は 実際に現実的には正診断率の大変低い「疼痛系の「病態」」です。 「肩こり・頸こり・背中こり」」に併せ持つ 下肢の「緊張型しびれ」(あだ名です)である ということになります。 2・ さらにまた。 「緊張型」に併発することの多い。 或は 「延長線上あるいは同一線上にある病態」である。 「知覚異常性大腿神経神経痛」(本当は神経痛ではないのですが)= 「Roth-Bernhartd症候群:ロス・ベルンハルト症候群」= 「meralgia paraesthetica:メラルギア・パレステティカ」 という「病態」である可能性があります。 この「1・」「2・」は 「延長線上あるいは同一線上にある病態」あるから「治療戦略」 も相同になります。 共通点は。 実際に現実的には正診断率の大変低い「疼痛系の「病態」」で あるということです。 これら 「機能性「病態」」即ち「画像診断」或いは「眼で見えぬもの」= 「機能性末梢神経障害「病態」」 由来の「感覚障害・知覚障害」は。 しっかり治されるためには「機能性末梢神経障害」にお強い 「脳神経外科専門医先生」或は「ペインクリニック専門医先生」を 御受診されるのが宜しいと考えます。 但し「脳神経外科専門医先生」或は「ペインクリニック専門医先生」でも 「機能性末梢神経障害」に苦手な先生もいらっしゃいます。 全く「病態名称」すらちんぷんかんぷんなこともあります。 このことは肝に銘じて何卒に御銘記下さいませ。 上記の 「緊張型頭痛」或は「「緊張型」及び「緊張型に伴う複合病態」」 に関しましては。 山本クリニックの旧脳神経外科・神経内科相談掲示板 2003/7/23-2009/02/25 http://www5b.biglobe.ne.jp/~mddmsci/nosinkei/index.html http://www5b.biglobe.ne.jp/~mddmsci/nosinkei/index.html の「過去の御相談と御回答」から 「緊張型頭痛」或は「「緊張型」及び「緊張型に伴う複合病態」」特集10 [2] [2008年 5月17日 20時37分32秒] http://www5b.biglobe.ne.jp/~mddmsci/nosinkei/61066769792615.html http://www5b.biglobe.ne.jp/~mddmsci/nosinkei/61066769792615.html を御参照頂けますか。 「知覚異常性大腿神経神経痛」(本当は神経痛ではないのですが) に関しましては 山本クリニックの旧脳神経外科・神経内科相談掲示板 2003/7/23-2009/02/25 http://www5b.biglobe.ne.jp/~mddmsci/nosinkei/index.html http://www5b.biglobe.ne.jp/~mddmsci/nosinkei/index.html の「過去の御相談と御回答」から 「知覚異常性大腿神経神経痛」について「過去の御相談と御回答」より.ver5 [2] [2008年 5月17日 20時30分54秒] http://www5b.biglobe.ne.jp/~mddmsci/nosinkei/0649303796972198.html http://www5b.biglobe.ne.jp/~mddmsci/nosinkei/0649303796972198.html を御参照頂けますか。