お名前: 東京都 世田谷区 山本クリニック 山本博昭(脳神経外科専門医) URL
ペインクリニック・脳神経外科で評判の[2008年11月3日 18時49分57秒]
東京 都 世田谷 区 山本クリニック脳神経外科専門医の
山本博昭 先生
これはさぞかし御心配であろうと存じます。 御相談者の御気持ちが大変よく判る御相談です。 これは私の考えです。だから間違っているかもしれません。 #1 ##1 「○○月○○日に主人が倒れ、緊急入院をしました。 入院後、痙攣を群発し一ヶ月か経過した今も入院中です。 入院直後はMRIなどにも何も写らず、 症状から脳炎でしょうという話でした。 髄液の検査から菌はみつからないので ウイルスではないかということでした。 原因がつかめないため 痙攣にたいする対処療法をとることしかできず、 鎮静剤、抗痙攣剤、ステロイドなどの投与を行っています。 入院から三週間後、 MRI検査により炎症が脳全体に広っていることがわかり、 やっとウイルス性脳炎だという所見がでました。 最近、鎮静剤の継続使用からの副作用を心配し、 一度鎮静と抗痙攣剤をきったのですが、 脳の炎症がまだあるため 痙攣がまた群発し同じ処置に戻ったところです。 炎症がなかなか治まらず 各種脳炎の抗痙攣剤も効かないということで大変心配しています。 主人は34歳なのですが、 今年の四月には○○ガンの手術をしております。 医師もガンからくる 脳炎であるかも調べてくれているようですが 今だに原因が特定されず、症状も緩和されていないのです。 ガンからの脳炎になったような方もいらっしゃいますでしょうか? (○○の○○病院にかかっているのですが、 あまりあるケースではないようです。。) もしも可能でありましたらお返事いただけると幸です。」 との事です。 #2 ##1 「ウイルス感染症:viral infection」の経路は 判断できません。 ##2 「お受けもちの「脳神経外科専門医先生」」は 「中枢神経系」の「病態」として 「ウイルス性脳炎:viral encepharitis」を 御考えのようです。 ##3 そして「御主人様」は今現在 「痙攣発作重積:けいれんほっさじゅううせき」状態 であるということです。 #3 ##1 今現在 「御主人様」の「病態」の臨床上の問題点は。 「2つ」あると思われます。 ------------------------------- 1・ 「症状・症候」として「症候性痙攣発作」の 「痙攣発作重積:けいれんほっさじゅううせき」の状態 から「いち早く離脱するため」の「治療戦略」 2・ 「1・」の「病態」の更なる解析 ------------------------------- です。 ##2 今現在は##の「2・」よりも「1・」の 「痙攣発作重積:けいれんほっさじゅううせき」の 「治療戦略」がまず優先です。 =>##3 ##3 「治療戦略」は一般的には。 極めて判りやすくいえば 「ベンチレーター管理:人工呼吸器管理」のもとに 全身麻酔と同じく 前筋肉を弛緩させて とにかく 「症候性痙攣発作」をとめる「テクニック」を 用います。 #4 ##1 「年の四月には甲状線ガンの手術をしております。 医師もガンからくる脳炎であるかも調べてくれているようですが 今だに原因が特定されず、症状も緩和されていないのです。」 との事です。 ##2 「お受けもちの先生方」も一生懸命でいらっしゃることよく分かります。 けれども 「○○癌による癌性髄膜炎」の症例報告はありません。 ##3 ○○癌の骨転移はとりわけ「後頭骨」に来ます。 ##4 「ウイルス性脳炎:viral encepharitis」は 「原因」を突き止めるより。 「治療戦略」を優先させる「病態」です。 #5結論: ##1 御相談者の御相談内容要旨御記載を熟読ささせて頂きました。 ##2 今現在「御主人様」の「治療戦略」で重要なことは 「痙攣発作重積:けいれんほっさじゅううせき」の「病態」を 治せる「テクニック」です。 ##3 「お受けもちの先生方」も一生懸命でいらっしゃることよく分かります。 けれども ##2が上手くいっていません。 ##4 「御主人様」の内科的及び 「臨床神経診断学」とりわけ「臨床神経局在診断学」 の背景要因が 止むを得ずも御記載がなく このような御回答しか出来ません。申し訳ございません。 ##5 「救命救急センター:3次救急」への搬送も選択枝のひとつです。 ##6 一刻も早く御相談者の「症状・症候」が寛解される日の来られる事を・ 一刻も早いご回復を心より御祈り申し上げます。 上記あくまでもご参考にまでお留めおきご無事にされて下さいませ。 とりあえずに第一報としての御回答を致します。 取り急ぎのお返事ゆえ不適切な表現や間違いや、 誤りもあろうかと存じますがご了解、お許しください。 山本クリニック 山本博昭 電話03-3300-1126 FAX03-3300-3388 住所 〒157-0062 東京都 世田谷区 南烏山 3-23-1 (せたがやく みなみからすやま) http://www5b.biglobe.ne.jp/~mddmsci/index.html [email protected]
お名前: 匿名希望
○○月○○日に主人が倒れ、緊急入院をしました。 入院後、痙攣を群発し一ヶ月か経過した今も入院中です。 入院直後はMRIなどにも何も写らず、 症状から脳炎でしょうという話でした。 髄液の検査から菌はみつからないので ウイルスではないかということでした。 原因がつかめないため 痙攣にたいする対処療法をとることしかできず、 鎮静剤、抗痙攣剤、ステロイドなどの投与を行っています。 入院から三週間後、 MRI検査により炎症が脳全体に広っていることがわかり、 やっとウイルス性脳炎だという所見がでました。 最近、鎮静剤の継続使用からの副作用を心配し、 一度鎮静と抗痙攣剤をきったのですが、 脳の炎症がまだあるため 痙攣がまた群発し同じ処置に戻ったところです。 炎症がなかなか治まらず 各種脳炎の抗痙攣剤も効かないということで大変心配しています。 主人は34歳なのですが、 今年の四月には○○ガンの手術をしております。 医師もガンからくる 脳炎であるかも調べてくれているようですが 今だに原因が特定されず、症状も緩和されていないのです。 ガンからの脳炎になったような方もいらっしゃいますでしょうか? (○○の○○病院にかかっているのですが、 あまりあるケースではないようです。。) もしも可能でありましたらお返事いただけると幸です。 November 02, 2008 11:24 PM[2008年11月2日 23時24分32秒]